Newcomer9

平成30年度
白石 絵莉子
ERIKO SHIRAISHI

今年4月より、慈恵医大より国内留学という形でお世話になっております、白石 絵莉子と申します。平成22年に北里大学を卒業し、慈恵医大産婦人科に入局しました。産婦人科専門医取得後、サブスペシャリティーとして生殖医療を専攻し、慈恵医大では3年間生殖を担当しました。慈恵医大では、生殖班が4名というギリギリの状態で日々生殖外来と生殖に関わる手術を行っておりました。ゆえに、日々の日常診療で精一杯で研究に携わることができない状況にあります。私の先輩である、拝野先生や鴨下先生も以前お世話になったように、この度慈恵医大からの国内留学 第3代目として聖マリアンナ医大で基礎研究と、がん・生殖医療の臨床を学ばせて頂くことになりました。鈴木教授をはじめ、医局の皆様に大変温かく迎えて頂き、また働きやすいようにと色々ご配慮頂いたお陰で、日々楽しく学ばせて頂いております。
基礎研究では、高江先生のご指導のもと、新規抗がん剤の卵巣への影響や、卵巣凍結後の移植法の研究に携わらせて頂いております。また、臨床では週1回鈴木教授、洞下先生一緒に、がん・生殖医療外来を担当させて頂き、毎週多くの症例を経験させて頂いております。このように慈恵医大では経験できない、基礎研究や臨床に携わらせて頂いていることに心より感謝しております。
この2年間での目標は、基礎研究を通して研究の計画から、実際の手技、結果の解析まで、一連の流れを学び、慈恵医大に帰ってからも、少しでも研究を続けられたらよいなと思います。また臨床では数多くのがん生殖の症例を経験させていただいておりますが、その中でも今まで経験したことのなかった小児の妊孕性温存について学ばせて頂き、将来慈恵医大でも小児の卵巣組織凍結などを行えるようにしたいと考えております。
至らぬ点が多いかと思いますが、今後ともご指導よろしくお願いいたします。